腹圧性尿失禁とは
まずは腹圧性尿失禁から見ていきましょう。
腹圧性尿失禁とは、どのような病気で、どんなことが原因であらわれる病気なのか、確認していきましょう。
どんな病気?
腹圧性尿失禁とは、尿失禁、つまり尿もれを起こしてしまう病気で、階段を下りていたら尿もれをしてしまったというケースや、縄跳びをしていたら尿が漏れてしまったというケースがあり、尿道の周りの筋肉が傷ついたり緩んだりしたりすることにより、尿道が膣から落ちてくることで尿を止めておくための部分が緩んで尿を溜めきれなくなり、尿もれを発生させるというものです。
原因は?
正常な状態においては、尿を留めておく「骨盤底筋」というものが膀胱の入り口をふさいでおり、尿が漏れないようにしています。
しかし、腹圧性尿失禁の場合には、その骨盤底筋が膀胱の入り口をふさぎきれずに尿もれをおこしてしまうもので、この骨盤底筋の機能が低下している理由としては、出産などによる筋肉の傷つき・緩みとなっています。
特に、出産で多いのは、難産で長時間にわたる出産を経験した方や、多産などによる場合が多いと言われています。また、出産以外の原因としては、加齢亜yホルモン濃度の低下などが挙げられます。
このように骨盤底筋の機能が低下した場合には、くしゃみや笑う、走る、踊る、スポーツをする、重い荷物を持ち上げる、階段を降りるなどの行為をすることで尿もれを引き起こしてしまうことがあります。